どうも!
急な寒さに対応できず、バイク移動の時の服装を間違ってしまい、
体の震えが止まらない斉藤です。
今回はTwitterからリクエストをいただいた、
ダブルスの動き方について話をしようと思います。
リクエストありがとうございますね^^
ダブルスの基本的な動きになるので、
初めてダブルスを組む人なんかは特に読んでもらえると
「よしよし!そうやって動けばいいんだな!」
「明日から早速実戦してやろう!」
って思える内容です。
目次
ダブルスにおける重要な考え方
そもそもダブルスは二人で一つです。
(決してやらしい意味ではありません笑)
パートナーとの呼吸が大事です。
なので、お互いがお互いの足を引っ張り合うようなダブルスは
勝つことが難しいんですよね。
例えば、
パートナーのことなんかお構いナシにミスばかりだったりしたら、
パートナーの士気が下がってしまいます。
なのでダブルスでまず一番に優先すべきこととしては、
「ミスをできるだけ減らそう」
ってことです。
シングルスと違いダブルスは二人で闘う分、動きがシングルスと
比べても大きくなります。
さらに、
ダブルスはシングルスと比べて動きの中で打つことが多くなるので、
ミスが多くなりやすいです。
なので、
多少ボールが甘くなったとしてもしっかりコートに入れておけば、
相手のミスを誘えたりして何とかなったりします。
さらにミスを減らす上で重要な考え方として、
「パートナーの邪魔にならないようにする」
ということが大事です。
パートナーの邪魔になってしまっては、
せっかく自分がボールをミスしなかったとしても
次のボールがパートナーが打てなくなり、
結局ミスにつながってしまいます。
なので、
パートナーの邪魔にならないように
「打ったら素早くパートナーの打つスペースを空ける」
ことが重要になります。
こういう動きが伴う競技、パートナーとの呼吸が大事だからこそ、
シングルスでは到底勝てないと思われる選手にだって、
勝つチャンスがあります。
「ダブルスの無限の可能性を見つけてやろうぜ!」
どこかで聞いた言葉をさぞ自分の言葉かのように使わせていただきます。
テニスの王子様(通称:テニプリ)の菊丸(左)のセリフでしたね。
ちなみに菊丸英二は僕の中の中学時代のアイドルでした。笑
”ゴールデンペア”っていう響きが好きで好きでたまりませんでした。
たぶん分かる人には分かってもらえるかな~と思っています笑
ダブルスの考え方の部分が少し分かってもらったと思うので
少しずつ内容を掘り下げていきます。
ダブルスの組み方3パターン
ダブルスは
右利き同士で組む
右利きと左利きで組む
左利き同士で組む
の大きく3パターンがあります。
中でも「左利き同士で組む」パターンっていうのはかなり珍しいです。
なぜ珍しいかというと、
左利きがチームメイトでいるならその選手と右利き選手が
組んだ方が動きの効率がいいからです。
なので、
左利き同士でペアを組んでいると
「左利きの無駄遣い」って言われるときもあります。笑
というのも、僕自身
何を隠そう現役時代、左利き同士でダブルスを組み、
周りからは左利きの無駄遣いと言われ続けていた経験を持ち合わせています。
ただこれだけは言えます。
左利きでも練習をして、動き方が分かり、
パートナーとの呼吸が合えば
対戦相手からしたらやりにくいペアになります。
左利き選手の割合が少ない分左利きの選手が打つボールって
取りにくいですからね。
野球でも、左バッターの方が有利と言われたり、
左ピッチャーが有利と言われたりします。
それは右利き選手よりも左利き選手の方が圧倒的に少ないので、
左利きと対戦する機会が少ないからです。
卓球でも同じで
左利きの希少性の恩恵を左利き同士のダブルスはたっぷり受けることができるんだから、相手からしたら嫌でしょう。
右利き同士で組む
右利きと左利きで組む
左利き同士で組む
場合、
どちらもきちんと動き方さえ分かれば、けっこう簡単です。
考え方としては
「ペアの邪魔にならないように動く」
ってことなので、
それを意識してもらえれば、動き方のイメージがつきやすいと思います。
それでは見て行きましょう。
右利き同士で組む
右利き同士のダブルスの基本の動きは
フォアサイドのボールを打つときは時計回り
バックサイドのボールを打つときは反時計回り
です。
どうゆうことかというと、
ダブルスの
サーブレシーブをするときはいつもフォアサイドからスタートします。
なので、
右利き同士のペアの最初にボールを打つ人は
最初の動きは時計回りからスタートします。
時計回りといってもただ回るだけを意識しては、パートナーとぶつかってしまう可能性があるので、
一旦後ろに下がって、その後に左に移動するようにします。
サーブレシーブが終わり返球がバックサイドに来て、
そのボールを打った後は、
反時計回りに動きます。
反時計回りに動く場合は、
左に一旦動いてから後ろに下がるように動きます。
この動き簡単そうに見えるんですけど、
実際にやってみるとけっこう疲れます。
というのも、
一回打ったらすぐにパートナーの邪魔にならないように、
できる限り素早く行わないといけないからです。
遅く動いてしまっては次のボールを打つパートナーの
邪魔になって仕方がないですからね。
実際の試合でも、
右利き同士のペアがぶつかりそうになっている場面というのは
多く見ます。
例えば
パートナーがサーブを出して、相手がフォアサイドにレシーブしたボールを取りにいこうと思ったら、
パートナーの動きが間に合わず、ぶつかってしまうっていうね。
たまーにですが、喧嘩してるペアを見かけたりします。
「おい!邪魔やって!」
「こっちも一生懸命動いてんねん!」
「一生懸命でそれかよ?」
「はあ?お前はもっと速く動けるんかい?」
「動けるわ!そんなもん」
「うっさいなー」
審判「試合に戻りなさい!」
「・・・・」
「フン!」
みたいなね。
これはだいぶやりすぎなシュチュエーションですが、
これの1万分の1くらいのミニ喧嘩はたまにあったりします。
ご夫婦同士で組んだらよくそうゆうことが発生するみたいです。
(てるくらぶ周辺調べ)
喧嘩するほど言い合える仲はそれはそれでうらやましいですが。笑
右利き同士のペアの動き方の練習方法
基本的に動き方の練習をする場合は、
多球練習で反復練習をするのが効果的ですが、
※多球練習:送球者がいて、連続的に沢山のボールを使って行う練習
多球練習を行えない場合は
フォアクロス、バッククロス共に遅いラリーを続けるのが効果的です。
あんまり速いテンポのラリーだと
動きを覚える前にラリーが終わってしまいます。
画像では簡単に説明していますけど、実際にやってみるとけっこう
これをスムーズに動くのって難しいんですよ。
なので、最初はゆっくりでいいからラリーを続けて、
動き方を体で覚える必要があります。
僕が中学の時は、
6人で団体戦を闘うスタイルだったんです。
(今もそうですけど)
1番シングルス
2番シングルス
3番ダブルス
4番シングルス
5番シングルス
というオーダーで基本的に一人が何番かに起用されます。
ダブルスというのは団体戦の真ん中なので、非常に大切な役割でした。
なので、
ダブルスを担当する選手は、ひたすらにダブルス練習をしていました。
特にその時に行っていたのが”ツッツキでのラリー練習”です。
ツッツキだと、
比較的遅いラリーになりやすく且つ実戦的なので、
動きを覚える練習としては非常に効果的です。
右利きと左利きで組む
右利きと左利きのペアは基本的に右利きの人が右側に
左利きの人が左側に立つことで、お互いのバックサイト寄りに立つようにして
どこにきてもフォアで対応できるような立ち位置をとることが基本です。
また、
右利きと左利き同士でペアを組む場合の動きの基本は
「八の字で動く」
ということです。
どうゆうことかと言うと、
右利きの選手が打ったら左斜め後ろに下がります。
空いたスペースに左利きの選手が入って打って、右斜め後ろに下がります。
右利き同士、左利き同士と比べると動きが非常にシンプルで、
動きも少なくて済みます。
これが右利きと左利きでダブルスを組むのが有利だと言われる所以です。
お互いがお互いに、打ったら斜め後ろに下がるだけなので、
ほんと楽なんですよね。
僕自身左利きなので、基本的に右利きと組むことが多いのですが、
めちゃくちゃ楽です。
しかも左利きってだけでダブルスで使ってもらえることが多かったりするので、
試合に出れる機会も少し多くなる可能性が高く、非常に現役のときは
嬉しかったです。
ただ、八の字で動かない場合もあります。
それはどちらかがフォアサイドに大きく飛びつくことになった場合です。
どうゆうことかというと
例えば、
右利きの選手がサーブを出して、相手レシーブが左利きのフォアサイドを切ってくるような
レシーブをしてきたとします。
こういう場合は、飛びつきになることがほとんどなので、
左利きの選手はそのままフォアサイドから外側に大きく抜けるように動いて
後ろに動き、元の位置まで戻ります。
また右利き選手も同様に、例えば左利き選手がサーブを出して、相手レシーブが
右利き選手のフォアサイドをきるようなレシーブで、飛びつきをせざるえなくなった場合なんかは、
そのままフォアサイドから外側に大きく抜けるように動いて
後ろに動いて、そのまま元の位置まで戻ります。
なので、
基本は「八の字」で動いて、
飛びつきやフォアサイドに大きく動かされれば、「外側に抜けるように動く」
という風に動くのがいいと思います。
右利きと左利きペアの動き方の練習方法
現役時代によくやった練習方法としては、
多球練習で、お互いのフォアサイドにボールを送ってもらい、
飛びついてフォアサイドを外側に抜けるか、
八の字で動くかの判断をしながら、
パートナーとお互いの動ける範囲を確認しながら練習していました。
できる限り八の字で動けるようにするために、意識する必要があります。
最初は遅いピッチでいいので、ゆっくり動きを確認しながら行います。
その後慣れてきたら、段々とピッチを速くしていって、
速い動きになれるようにしていきます。
また、
基本の動きに加えて、
何となくでいいので、
前陣でプレーする人、
中陣でプレーする人
って分けれると、お互いが重なることが少なくなるし、
重なってしまったとしても
最悪しゃがめばいけるみたいなこともありますからね笑
そんなことも考えながらダブルスとのパートナーとの
呼吸を合わせていってみてください。
左利き同士で組む
左利き同士でペアを組むことってけっこう珍しいです。
なぜなら、
左利きって右利きよりも絶対数が少ないですよね。
さらに、左利きと右利きがペアを組んだ方が動き方的にも重なることが少ないので、
有利だったりするんですよ。
なので、左利き同士でペアを組むということは、
右利きと左利きのペアが二組できるのに、
それを捨てるってことになりますからね。
なので、冒頭でもお話しましたが
左利き同士のペアだと「左利きの無駄遣い」って言われることがあるんですね笑
ただ、左利き同士で組むこともあります。
(斉藤が現役時代そうだったように)
この機会に左利きの人は覚えておいてください。
基本の動きとしては、
フォアサイドのボールを打つときは反時計回り
バックサイドのボールを打つときは時計回り
という感じで右利きと逆の動きになります。
どうゆうことかと言うと、
例えば、
レシーブをするとします。
その場合、最初にレシーブをした人は、斜め右後ろに下がって、
左に動くような感じです。
そのまま後ろに下がってしまうとパートナーが回りこみで対応するときに
困ることがあるので、
できる限りサーブやレシーブをした後は大きく外回りで動くように
した方がいいです。
この時点で少し効率の悪さを感じさせるでしょ笑
また、こちらがサーブでフォアサイドに大きくレシーブをされたとき、
フォアサイドのボールをとったら、
そのまま後ろに下がり、右に移動します。
こんな感じで動きます。
左利き同士のペアの動き方の練習方法
多球練習で
フォアサイドワンコース
バックサイドワンコース
で最初は遅いピッチで動き方を覚えます。
その後慣れてきたら少しずつピッチを上げていって
速さに対応できるようにしていきます。
また、
チャンスボールを全面に送ってもらって、パートナーと動きの確認をしながら
きちっと体全体を使って打ってから動くということも
意識して練習していました。
後は、サーブから3球目攻撃の練習を多くしたり、
レシーブから4球目攻撃の練習を多くして、
とにかくどのパターンがやりやすいかをパートナーと確認しながら練習を
していくのがいいと思います。
ダブルスなんてラリーがほとんど続かないですからね。
ある程度動きが分かってきたら、
実戦的な練習を多く取り入れるのが効果的です。
シングルスのときと違って、パートナーの打った後のボールを打つとなると
多少なりと回転が違っていたりして、合わせるのが難しくなったりします。
パートナーがこういうサーブを出したときはこういう回転で返ってくるんだとか
いうのをたくさんパターンを覚えておくことが
特に初級者の方であれば、ダブルス練習をやりこむ上でも重要な要素だと思います。
まとめ
こんな感じで動くことで、パートナーの邪魔になりにくく、
効率よく動くことができます。
ただ、そうはいっても、速いラリーの中で常に
基本の動き方どおりに動くことって難しいです。
その時に優先すべきことは、
とにかく
「パートナーの邪魔にならないようにする」
ということです。
パートナーの邪魔にならなければパートナーが何とかして
打ってくれます。
ただ、注意しておかないといけないことが
パートナーの邪魔にならないようにならないようにと
意識しすぎるあまりに、
「自分がきちんとした体勢で打たず、避けながら打ってしまう」
ということです。
そもそもダブルスの大前提としては
「ミスをできるだけ減らそう」
ってことでしたよね。
ここで、パートナーのことばかり考えて
自分がきちんと打たなければ、ミスが出やすくなります。
これではいくらパートナーの邪魔にならないように動いても意味がありません。
パートナーも同じように
「自分がきっちり打ってその後パートナーの邪魔にならないように動こう」
って考えてくれています。
なので、
自分もパートナーの空けてくれたスペースを十分に使って
きっちりと打つことを心がけて、ミスをできる限り減らすようにしましょう。
この記事が何かお役に立つと嬉しいです。
ちょっと長かったかもですが最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
ではでは今日はこの辺で~
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